台風を補償する保険
台風によって住居に損害が生じた場合、どの保険が補償してくれるのでしょうか。
ここでは台風を補償する保険についてご紹介します。
台風による建物への損害
台風による損害を「風災」といいますが、この風災は一般的な火災保険で補償されます。
ただし風災、雹災(ひょうさい)、雪災による損害は、20万円の免責金額が設けられていることが多くなっています。
ちなみに免責金額とは自分で負担するべき金額という意味です。
つまり、台風によって損害を受けた建物を修理するために必要な金額が20万円を下回った場合は保険を使うことはできず、自己負担で修理する必要がある、ということになります。
保険会社や保険の内容によって、免責金額や免責の有無は異なりますので、事前に保険内容をチェックしておく必要があるでしょう。
また、台風の集中豪雨で生じた水災であっても、保険の目的( = 建物)に30%以上の損害または床上浸水により損害が発生した場合にのみ補償される、などの条件がある場合が多いので、注意が必要です。
台風による車両への損害
台風の風によって屋根瓦やトタン、その他の物が飛ばされて車が傷ついたり、集中的な雨によって車が水没するなど、建物だけでなく車両も台風の損害を受ける可能性はあります。
上記のような台風による車両への損害は「車両保険」で補償されます。
参考:車両保険とは
車両保険は、損害を受けた車両を修理するのに必要な金額があらかじめ設定された金額内で支払われます。
車が完全に水没したような場合や、修理額が契約金額を上回るような場合は全損扱いとなり、免責金額を除いた契約金額の全額が支払われます。
その際、あらかじめ免責金額を設定している場合には、その免責金額を引いた金額が支払われます。
台風で飛行機が欠航になった時の保険
台風の時期は飛行機の欠航や遅延も気になりますよね。
そういった台風などの自然災害(あるいは航空会社の都合)で飛行機が遅延や欠航となった時の保険があります。名称は様々ですが、「航空機遅延保険」などと呼ばれます。
クレジットカードなどに付帯していることが多いので、そうしたクレジットカードで飛行機代などを支払っていると、飲食代や宿泊費などが補償されます。